心臓手術歴のある患者の全身性浮腫

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10年以上前に冠動脈バイパス手術、1年前に

大動脈弁置換術の既往のある男性が、

全身性浮腫を主訴に来院した。

頸静脈怒張、腹水貯留、両下肢浮腫を認める。

胸部レントゲンは心拡大や肺血管陰影の増強を認めない。

診断は何か?

左室収縮能の低下した心不全

置換弁機能不全

拘束型心膜炎

ネフローゼ症候群

肝硬変

 

解答)

心臓手術歴のある患者に起こった、

はっきりとした左心不全症状のない

右心不全−全身性浮腫と頸静脈怒張は、

拘束型心膜炎を示唆する。

置換後大動脈弁の機能不全の場合、

一般的には左心不全をともなう。

肝硬変やネフローゼ症候群は全身性浮腫

を来たすものの、頸静脈怒張は見られない。

  • 2018 08.04
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